ハイフォン行 (その1) |
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ハイフォンは、ハノイの東100kmにある港町。ハノイ−ハイフォン間は鉄道で約2時間30分。 それほど混雑しないところなので、おそらく予約しなくても乗車出来そうだし、バスが頻発しているので、片道をバスにしてもよく、鉄活動するには比較的敷居の低い区間です。 列車は1日4往復。早朝、深夜の1往復はハノイ駅(ハノイB駅)発ですが、それ以外は、ハノイ駅の次の駅、旧市街の東にあるロンビエン駅からの発車になります。 |
(1)ロンビエン駅 |
ロンビエン駅は…。写真の通り、狭いです。駅前広場なんてほとんどなく、車も全く入れません。 ホン河に掛かるロンビエン橋のたもとにあり、ロンビエン橋の側道を走ってきた大量のバイクが目の前を通過していきますので、ちょっぴり危険です。 |
この駅、いわゆる棒線駅で、列車交換などは全く不可能。なぜこのような場所に駅があるのか…。 おそらく、ハノイ−ロンビエン間は市街地なので、日中は列車を通したくないのでしょう。ロンビエン駅は、鉄橋のたもとにあり、築堤上。すなわち、東(および北)から来る列車が、ハノイの市街地に入れる限界点、ということですね。本来なら、この駅、もうちょっと拡張すべきなのでしょうが…。 駅には、待合室もありますが、非冷房。窓口は、列車の発車2時間くらい前からしか開かないみたいです。 列車は、30分くらい前に、ロンビエン駅の東となり、川の向こうのザーラム駅から、入れ替え用の小型機関車に牽引されてやってきます。後ろには、本来の機関車が繋がれています。ロンビエン駅では機回しすらできないので、プッシュプルなわけですね。 |
出発15分くらい前から、改札開始。そしてホームに出て…。ってホームじゃない…。側道、と言う感じ。当然、客車のステップに上がるのが大変。 |
車内に並んでいるのは、木製ベンチ!。文字通り、ハードシートでした。車内は外見よりはきれいで、これなら3時間くらいなら耐えられそうです。 窓は…外側に鉄格子があるので、あまり景色は楽しめません。窓も汚れてますし。 |
客車は8両くらい。荷物車1両に、冷房付きのリクライニングシート(ソフトシート)と冷房付きの固定クロスシート(これもソフトシート?)各1両、残りがハードシート。 |
※この写真はハイフォン到着後に撮影。ソフトシート車は外装も綺麗です(^^; |
あれ?ハノイ駅ではソフトシートが無いって言ってたぞ!、と思ったのですが、ロンビエン駅の窓口を見て判りました。優等客車2両は、ベトナム国鉄が営業しているのではなく、民間会社に運営を委託しているようなのです。ロンビエン駅では、国鉄の窓口の他に、この優等客車用の窓口がありました(入口から奥の方)。こちらも発車直前まで空席があるようでした。空席があるので…と思ったのですが、ここは、ハードな旅(^^)を選択することにしたのでした。 列車の発車2分くらい前に一度発車ベルが鳴って、もう一度、発車直前に発車ベルが鳴り、9:30に、時間通りに発車。ゆっくりと、側道を走るバイクや自転車と並んでホン河を渡り、ほどなくザーラム駅に到着します。 |
その2 へ続く |