貴生川−水口間列車 見たまま ('01.3.10)

3/10は、「S・Sフリーきっぷ」発売日だったので、ダイヤ改正後の近江鉄道を堪能してきました。

注目の一番手は、今回新設となった、貴生川−水口間の区間運転列車でしょう。

(1)車両は220形

  これは予想通りですね。貴生川−八日市−米原直通列車も、昼間はすべて220形でしたの
 で、「220形の天下」であることは改正前後で変化なしですね。

(2)方向幕は真っ白

  220形には「水口」の幕がないので、どういう表示をするかと思ったのですが…
 幕は「真っ白」を表示し、ワンマン表示灯の下に、「水口−貴生川」の表示板を掲示していました。
 (快速列車と同じですね)


  水口行き電車(モハ224)         貴生川     3-10-'01

 

行き先は白幕とし、ワンマン表示器の下に「水口−貴生川」の行先板(プラカード)を掲示。
余談ですが、快速とこの行先板は、同時に掲示できません。

(3)水口駅での折り返し方法

 水口駅には、日野駅のような引き上げ線がありません。しかも、信号扱いができる駅員も
居ません。では、どうやって折り返しているかというと…

1.貴生川から来た列車は、八日市行きホームに到着、乗客を降ろし、貴生川行き列車と交換。
2.列車無線で指令(CTCセンター?)に連絡、入れ換え信号を変えてもらう。
3.日野方面に出発、ポイントを過ぎたあたりで停車。
4.もう一度無線で連絡、ポイントを転換してもらい(?)貴生川行きホームに列車を据え付け。


                  引き上げ中の列車  水口     3-10-'00 

 というわけで、本線上で折り返していました。彦根駅の入庫列車でも見られる光景ですが、
水口駅の場合は信号扱いをする駅員が居ないので、手間が掛かっているようです。

(4)乗客は…

乗客は、私が乗った13時〜14時は残念ながら数人でした。
若干、貴生川→水口の方が乗客が多いようです。草津線接続効果ですね。

なお、水口−貴生川間の強力なライバルとなっているのが、水口町内循環 「はーとバス」。
貴生川駅−水口町中心部(水口城南・水口石橋駅あたり)まで、平日・土曜が1時間あたり3本
以上という高頻度運転(日曜は1時間あたり1本)、かつ町内全域に張り巡らされた路線網を持
つ。しかも、クルマは新車(小型ワンステップバス)が中心…。


  はーとバス             貴生川駅前にて      3-10-'01

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