3/15ダイヤ改正で本線の高宮折り返しが増加

'08.3.15 豊郷
 
 3/15のダイヤ改正で、多賀線にスクリーン駅が開業しましたが、それに合わせ、多賀線で列車が増発、1時間に2本以上の運転が確保されました。合わせて、本線彦根方面への直通電車が増えました。なんと、多賀線内折り返しよりも、本線直通の方が多くなっています(平日の場合。休日は折り返しの方が多い)。

 その影響で、昼間や朝晩の一部の列車は、本線の列車が高宮で系統分離されています。すなわち、

彦根方面−多賀線直通列車
八日市方面−高宮折り返し列車

となり、彦根−八日市を移動するときは、高宮で乗り換えとなりました。

 八日市方面からの「高宮行」は、今回が初登場です
 
 高宮駅では、本線の列車は折り返し運転できませんでした。(逆方向への出発ができない)。
※ダイヤ改正前の彦根方面からの高宮行列車は、多賀線ホームを利用していました。

 駅員が配置されているとはいえ、さすがに全列車を手信号で誘導するのは問題があるのか、今回の改正に合わせ、本線側にも、折り返し可能なように、逆方向の出発信号と、右側通行で進入出来るようにATS等の設置が行われました。
 
'08.3.15 高宮
 
'08.3.15 高宮
 
 これにより、2番線、本線の上り列車(八日市方面発 高宮行)が入線できるようになり、3番線の、多賀大社前発 彦根方面行列車と、同一ホームで乗り換えが可能となりました。
 
 というわけで、早速、八日市方面発の「高宮行」に乗車してみました。
※相変わらず、一部の車両には「高宮」の方向幕がないので、紙で代用しています(このページの一番上の写真参照)

 1番線でも折り返し運転が可能みたいですね。
 また、1・2番線とも、八日市方向だけでなく、彦根方向でも折り返し運転が可能みたいです。
'08.3.15撮影
右下の注意信号が、今回増設された、八日市方から2番線へ進入する経路の信号。
'08.3.15 撮影
'08.3.15 撮影
ゆっくりと、2番線へ進入。八日市方から2番線に進入するのは、新鮮です(^^)
 
※乗務員さんにとっても新鮮なためか、多くの列車に添乗員が乗務して、一緒に信号の確認を行っていました。
 
 スクリーン駅開業で、多賀線の通勤需要も増加しそうなこと(どうやら、工場の一部が京都から移転してくる模様)に加え、本線 八日市−高宮の乗客が減っている(*)のは事実でしょうが、本線を系統分離するとは、思い切った施策ですね。 さすがに朝夕のラッシュ時は高宮での系統分離を行っていないようですが…
 
(*)人口減に加え、近江鉄道沿線からJR琵琶湖線の駅を結ぶ道路が整備され、クルマで直接JRの駅へ向かう人が増えたため、のようです。特に、昼間の乗客は減っているみたいです。時々しか乗車しない私も、そう感じています。

 当然ながら、乗務員の行路も変更されているようで、高宮で運転士が交代する姿も見られました。
 
'08.3.15 高宮
 
 本線との直通運転の増加で、多賀線に2連が入る運用も増加しています。
 700系「あかね号」が多賀線に入るなんて、正月以来だと思いますが、今後はこの機会が増えそうですね。
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