220形 車体のバラエティー(全車拝見)

220形の全車両を見ていきましょう。塗装やラッピングに加え車体そのものに、少しバリエーションがあります。

※近江鉄道では「モハ」の呼称を止めている可能性が高いですが、登場時は「モハ」だったことから(車体の検査表記に書かれているので間違いない)、ここでは「モハ」を付けた呼称とします。

●モハ221





221フォトギャラリー
 彦根車庫 2013. 8.24(撮影会にて)
    
221は、バラスト散布用ホキ・レール輸送用チキを牽引する事業用車(いわゆる機関車代用)として使われているため、近江鉄道の「象徴」でもあるドアミラーが外され、前面のレオのマークも外されている。また、ホキ・チキと連結するためのジャンパ線が付いている。

また、前面の連結器上で車体が2段階に くぼんでいるのが221の特徴。

事業用車専用改造により、前面に連結用ジャンパ線が、車体下には抵抗器が増設されており、他車と同じような走行性能も無い模様。(代わりに抵抗器増設で、バラスト散布時の「低速での定速走行」が可能になったと思われる)。車内も、ワンマン用機器が外されており、一般運用には就かない。

 

モハ222





222フォトギャラリー
  
彦根 2013.10.19
 
222は、「レオ」マークの、周囲にある緑色の縁取りが外されているのが特徴。

また、分類ポイントである前面の連結器上は、車体のくぼみが無く、222のみ、連結器そのものが前に出ているようで、車体から出っ張る部品が見えるのが特徴。
また、ヘッドライトが他車よりも若干中央に寄っている。

'13年度末で除籍された模様
 
●モハ223





223フォトギャラリー
 
彦根 2013. 8.18
 
「レオ」マークの周囲が緑色に縁取りされている、唯一の「オリジナルな姿」な223。

分類ポイントである前面の連結器上は、小さなくぼみがあるのが特徴。
 


●モハ224





224フォトギャラリー
 
 彦根 2013. 5. 4
 
2001年7月より、特別塗装「Mother Lake」になった224。

分類ポイントである前面の連結器上は、222と同じく車体のくぼみが無いが、車体から出っ張る部品はなく、すっきりしている。また、連結器開放てこ(レバー?)が一直線なのが224の特徴。

'13年度末で除籍された模様
●モハ225





225フォトギャラリー
  
  八日市 2013. 9. 8
 
伊藤園「お~い お茶」の広告塗装になっている225。ベースカラーの黄緑色が塗装で、ロゴマークやお茶のボトルがラッピングになっている。

分類ポイントである前面の連結器上は、223と同じく小さなくぼみがある。
(223との違いは塗装)

モハ226





226フォトギャラリー
   高宮-尼子 2013.10.13
 
前面に大型スノープロウが取り付けられ、積雪が多いときは「除雪車」として使われる226。
「レオ」マークの周囲にある緑色の縁取りが外されている(222と同様)。

分類ポイントである前面の連結器上は、224と同じ構造で、同じく車体のくぼみが無く車体から出っ張る部品も無い。また連結器開放てこ(レバー?)が一直線なのも224と同じ。
(224との違いはスノープロウの有無)
 
    八日市 1999. 9.11

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