全長16m級の中型車で、1991年〜1996年にかけてモハ221〜226の6両が登場。近江鉄道初の冷房電車。
(ちなみに冷房車はレールバスLE10が初)。
西武701系の車体や室内機器、オリジナルの前面、そして直流1500V直接駆動式の冷房装置を組み合わせ、彦根工場で製作された。台枠や電気機器は在来車の流用。(名義上は改造扱いになっている)
下回り流用のため、ツリカケ駆動だが、台車はエアサス台車に、ブレーキは電気指令式に取り替えられている。
正面に貫通路らしきものがあるが、現在、使われることはない(連結運転が無いので)
(過去に、220+LEという運用が有ったが、貫通路は使われなかったので、登場時から使われたことがない可能性大)
2001年に、側ドアにステップの取付改造が行われた。
近江鉄道部内では、「単車」と呼ばれ、冷房付で小回りが利くが、足回りが古く、収容力が不足気味なことから、2010年頃から運用が縮小され、2015.3.13で定期運用から退いた。2015.5.31に最終の営業運転(臨時列車)が行われ、完全に旅客運用から退いた。
222と224は'13年度末で(?)除籍された模様。(「私鉄車両編成表」より)
223も14年頃から稼働しておらず、222・224と共に「近江鉄道ミュージアム」に機関車と共に置かれている。
225は彦根車庫構内の車両移動用として使われているようだ(こちらも車籍は無い模様)。
221は電気機関車代用として工臨列車の「機関車」としてホッパ車やチキの牽引、また車庫内での車両移動用として用いられていたが、226が同様に改造されて以来、「機関車」運用からも退いた模様。2017.2現在「近江鉄道ミュージアム」に敷地内に移動。
226には大型のスノープロウが設置され、冬季は除雪車として使用される(と思われる)。
226は221と同様、抵抗器が増設され、現在は工臨列車の「機関車」として使用されている。
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