900形 運転室・ワンマン機器 編 | |
900形の運転台とワンマン機器です。 |
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(1)運転台 編 |
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マスコンはオリジナルのままですが、ブレーキ弁はいわゆる「近江型」に取り替えられています。(にしては、820系に比べてスッキリ収まっていると思う)。広々としていて快適そうですね。 マスコンの左のワイパー調整弁は未改造っぽいです(ということは空気駆動のまま?) 4連メーターは、一番右が電圧計になっています(以前は窓上に電圧計があったみたいですが。もちろん撤去されています)。右から2番目のブレーキ圧力計は元空気圧力とブレーキ圧力の混合表示に取り替えられています。 4連メーターの上にある注意書きは 「多賀線は入線不可★ダイヤ乱れ時は彦根で指令に連絡」 と書かれています。 高宮駅のホームで接触するのでは?という予想の通りですね。 しばらくは多賀線に入らない運用に入るようです。 →高宮駅3番ホームを削る工事の結果、2013年12月下旬より多賀線にも入線するようになり、800系・700系と共通運用されています。 マスコンとブレーキの間にあるスイッチ類は、基本的に西武時代のままですが、保安ブレーキのボタン等が追加されています。 で、何か足りないとお感じの皆様(笑)。そうです、ドアスイッチが無いのです! ドアは、いわゆる車掌スイッチで操作するようです(後術)。 足下には足踏み式のデッドマン装置が、追加されているようです。(西武時代は無かったと思われます)。 メーターの奥の、台座に載っているのはいわゆるドライブレコーダーみたいですね。 |
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4連のメーターの右には、「お知らせ放送」スイッチが。これは800系と同じモノですね。「全てのドアが開きます」とか、しゃべってくれます。 その右にあるのが、各種ワンマン装置。 放送ボタン等は流用っぽいですが、運賃表(放送装置?)の設定器は新製みたいで、コンソールがカラー液晶画面になっています。(最近のバスもこうなってますね) |
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「かぶりつき」してみました。 いわゆる「スタフ」は、ブレーキ弁の上にマグネットクリップで貼ります!。西武時代のままで残っている「スタフ差し」は使いません! ※運転士さんによって違います。また、夜間は照明の都合で「スタフ差し」を使う方が多いようです。 ま、800系・700系と同じ方法ですし、スタフがそのように作られているのですが…、 「近江鉄道らしい光景」と言うことで…。なお、私は、この位置はJRの巨大スタフみたいに邪魔にならないし、一方で他社よりは字が大きくて見やすいので、良いと思いますけどね。 スタフ差しの上の「懐中時計置き場」だけはそのまま使われていますね。 |
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どうしてもガラスに反射してしまうのでこの様な画像で失礼します。 ワンマン切り替えスイッチが乗務員扉の横に追加されています。800系は運転台にありました。 たぶん「自」の時は前の車両の前後の扉しか開かないのでしょう。 ※その上にあるブザーは、もう使わないと思うのですけど(笑) そしてその下には、ここにも「お知らせ放送」。 スイッチを触ると「右側、前の車両のドアが開きます」「左側、全てのドアが開きます」とか、しゃべってくれるスグレモノです。 で、その下には、西武時代から残る車掌スイッチ。このスイッチでドアの開け閉めを行うようです。なお、鍵を入れる所はふさがれていますね。 |
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lこんな感じで「お知らせ放送」が流れます。 進行方向右側でスイッチを触ると「右側の〜」と流れますし、全てのドアが開く駅の場合は「左側(右側)、全てのドアが開きます」という放送を流せるようになっています。 |
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(2)ワンマン機器編 |
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運賃箱。新品みたいですが、バーコード整理券の読み取り機能や、もちろんカード対応機能はありません。 で、気になったのが運賃箱の位置。奥にある機器箱(たぶん座席に下にあった機器類)の影響もあるのですが、800系に比べ、運転席から遠い位置に設置されています。運転士さんが大変っぽいです。 乗客としては、ドアの近くに運賃箱があって便利なのですけど。 |
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2013.6.19 | |
たいへん残念ながら、運賃箱は旧車(506Fかな?)からの流用です。最近のバス(他社の)みたいに、液晶2画面のやつだったらカッコ良かったのに…。 |
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2013.6.19 | |
整理券発行機は新型みたいですが、台座と音声合成装置(「整理券をお取りください」ってしゃべるやつ)は、流用みたいです。 整理券も長さが若干短くなっています。 並べて見えるように撮影してみました。 |
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(900系) | |
(800系 たしか805F) |
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日付、時刻が駅名の下に書かれていて、その分、長さが短くなっています。 |
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