改造途中のクモハ269 塗装される


 昨年より工場に入った元西武 新101系の269F (クモハ269+クモハ270)。
 1ヶ月近く前にクモハ270がいったん工場外に出されたときは、西武時代の黄色のままでしたが…(こちら参照)

 2013年3月末、近江鉄道のホームから工場をのぞいてみると、驚きの塗色で塗装されているではないですか!。

                              
画像は全て'03.3.31撮影。全て工場外から。
 

 近江鉄道ホーム(改札外のトイレ横あたりから望遠レンズで狙ってみました)

 ご覧の通り、濃い青(紺色?)に、ピンクのラインで塗装されていました。
 あ、窓周りの黒は黒のままですね。

 ワタシの予想をはるかに超える、大胆な塗装ですね。西武 新101系のイメージを大きく覆しているように感じます。

 一方、前面のステンレス飾り帯も撤去されず、スカートもそのままです。
さすがにこの状態から前面改造は考えられないので、車両限界の問題はクリアされたのでしょう。(これからさらにホームを削るかも)
 電気連結器が撤去され、車体右下に非常用(?)の空気ホースが取り付けられている以外、大きく改造されているところは無さそうです。(行先表示がLED化されているのは前回調査済)
 種別幕は白幕になっていますが、今の近江鉄道では種別幕は要らないので、流鉄のように「ワンマン」で固定するのでしょうか。運転台、ちょうど種別幕の真下に「マ」と書かれた緑色のシートが見えますので、内側からコレを貼ると予想されます。

 
 

 彦根駅の跨線橋から見下ろしてみました。
 気になるパンタグラフは、2基とも残っています。

 クモハ269の左奥に、青く塗装された車両が見えます。おそらく相方のクモハ270と思われます。


  
 
 側面を、見える範囲で。(これも跨線橋から撮影) 。
 ※コカコーラ電車、邪魔(^^;;;

 ピンクのラインは、そのまま側面に伸びていますが、ドアにはピンクのラインがありません。
 ドアはステンレス地肌のままか、青(紺)に塗装されているか…。

 ジャッキアップされていて台車が抜かれているようです。(1枚目の画像の方が判りやすいかも。)
 改造工事が最後の段階に入ってきた、ような気がします。

 この顔で青い電車と言えば、もちろん西武の「L-train」(埼玉西武ライオンズのラッピング電車)が思い出されますが(こちら参照)、L-trainとは青の濃さが違いますし、もちろんピンクのラインも入ってませんから、この状態からライオンスのラッピングをするとは思えないですね。残念ながら…。
 なお、2003年に、802Fがいきなりオレンジ1色に塗装変更されて出場し驚かせましたが、程なく「ダイドーブレンドコーヒー」のラッピング電車になったように、何らかの広告ラッピングの「前段階」の可能性も、全く否定できないと思います。
 (1色塗りならラッピングの可能性ありだけど、この状態では…)


 とにかく、2両編成になった実車が登場するのが、楽しみです。(怖いもの見たさ??)
 

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