八日市駅の線路工事で指導通信式を適用

 
10/11~13は、八日市駅の米原方の線路工事(浜野道踏切の拡幅工事)で、本線を1番線だけでさばく特別ダイヤになっていましたが(詳細はこちらの通り)、八日市駅の1番線には米原方向への出発信号がないので、五箇荘-(八日市)-桜川を1閉塞とした上、八日市駅の全ての信号を消灯、本線の五箇荘-桜川と八日市線の新八日市-八日市を「指導通信式」(指導票(指導券)使用)として運行されました。


「指導通信式」ってのは、いわゆるタブレット式(スタフ式)の、タブレットの玉の代わりに「指導員」という人がその役割をするもの。…指導員は1人ですから、その人が乗っていないとその区間に入れない事にすれば閉塞の安全性は確保される…。
で、「指導票」使用というのは、その「指導員」の代わりのモノを作ってそれを指導員の代わりにする、ということです。


近江鉄道の場合はたまたまタブレットキャリアが残っていたので、そこに「指導員」の腕章をくくりつけてそれを「指導票」として運用されたので、見た目はタブレット閉塞と変わらない光景が見られました。

日頃は無人駅な五箇荘・新八日市・桜川の各駅に、今日は係員が配置され、信号の手動扱いや連絡と八日市方面への出発合図(八日市方面へ赤信号にも関わらず出発させるため)も行われました。

また、今日は、全列車に対し、「指導票を使うよ」という「通告券」(早い話が注意事項)が発せられたみたいで、その連絡が行われています。
日頃タブレットキャリアなんて使っていない方々だけに、なかなか受け渡しの瞬間を撮るのは難しかったです。
と言うわけで、近江鉄道の中の方、ご苦労様です。

画像は全て2014.10.11撮影
 
 
●全て消灯している八日市駅の信号機
 
 
●桜川にて

まるでタブレット交換のような光景。
 

信号は赤ですが、代用手信号(緑旗)の合図で発車します。
係員は2人配置され、出荷の際は必ず2人の合図で発車するようになっていました。

「桜川-八日市」、になっていますが、実際は五箇荘-桜川の指導票として使われていました。
 
というわけで、新八日市・五箇荘でタブレットキャリアの受け渡しシーンを撮ってきました。

●新八日市にて

運転士さんが運転席から出てきてタブレットキャリアを受け取るシーンも。


●五箇荘にて
 
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