500系
高宮−多賀大社前 '01. 4.19
16m級の中型車で、片側3扉、前面貫通型の車体をもつ、吊り掛け非冷房車。モハ500形+クハ1500形で2連を組む。 1969年〜1983年に、1系に続き、近江鉄道彦根工場で製造(名義上は改造)された。 車体は大きく分けて2タイプあった。 一方、1983年製の506Fでは、台枠が軽量化され、前面貫通路を含む全ての扉がステンレス製となり、グレー帯の代わりに前面に同じくステンレス製の飾り板が取り付けられている。 |
足回りは吊り掛け式。旧型車から流用のイコライザ台車をはいていたが、1980年代に空気バネ台車(FS40。西武411系に使用されていたといわれている)に取り替えられ、ブレーキも電気指令式HRDに更新され、モーターや制御機器等は、220形と共通になった。
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2004年より順次除籍され、502F〜504Fは、除籍後の車体が彦根車庫留置線に置いてあったが、'04年11月に解体された。(車籍は807〜809に継承された模様)。 最後に残った506Fも2012年に解体された。 501Fのモハ501が、近江鉄道グループの認定こども園「ほほえみ園」の遊技スペースとして利用されている。 |
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モハ500形(Mc) | |
近江八幡・貴生川寄りの電動車。 吊り掛け駆動・非冷房だが、近代的な(?)スタイル。 |
クハ1500形(Tc) |
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米原寄りに連結される付随車。 |